満足度★★
しゅうくりー夢 Vol.60
「天使の心臓」
~爆裂!GR7!アナザー・ワールド~
http://www.o-ren.com/chou/60/index.html
作者がこういうのが好きなんだろうなあというのが凄く伝わってくる。
うん、分かる分かる。
古くはコブラやシティーハンター、近年だとカウボーイビバップとかGetBackersとかビッグオーとか。最近だとスペース☆ダンディに銀魂など。
「何でも屋」「バディもの」「依頼者であるヒロイン」「その些細な切っ掛けが大きな事件に発展する」
いいよね!!
ただ、作者の想いが強すぎたのか、色々入れたい要素盛り沢山で尺の余裕がなかったためか。
起承転結の承がなかったからだろう。
僕は物語に入り込めないでいた。展開は目まぐるしく動いているんだけど、それだけ。
どこか他人事に感じてしまっていた。
主人公チームの景虎や猛。そいつらのことを僕はほとんど知らない。劇中でも、じっくり知る機会がなかった。しかも色々な状況をセリフで説明をしてしまう。
だから海外のニュースを見ているようなものだ。ドラマチックなんだろうけど、「可哀相だね」で終わって、明日には完全に忘れてしまうような。
そんな程度に僕は冷めてしまっていた。
ツライ。これがまたツライ。
目の前で役者が迫真の演技で音楽も雰囲気たっぷりのが流れているんだけど、まったく入り込めないでいるの凄くツライ。いたたまれない。帰りたい、おウチ帰りたい。
もう少し描きたいことを整理して絞って、まずは主人公チームにじっくりフォーカスを当てておいて、十二分に共感を得てから、主要な展開に至った方が良かったんじゃないかな。
それなしに敵対チームのことを描かれても、とっ散らかるだけ。
そんなことを思いました。
入り込めれば良かったのにね。「天使の心臓」の設定や伏線などは、ちゃんと練られてて良かったと思う。
とっても残念。