Re:call 公演情報 d-contents「Re:call」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/25 (水)

    座席1階C列

    X-QUEST高田さんご出演(主演)【Re:call】初日を観劇して参りました。
    感想が千秋楽間際ですみません。そしてネタバレ回避の為にほとんどboxへ寄せさせて頂くことになります。粗筋の予想通りのところと予想外のところがあり、総評としてドキドキハラハラ、わくわくして面白かったです。今回はある場面で謎のひとつに早くから気付くことが出来ましたが、それでも最後まで観て「なるほど!」と思う場面がいくつかあり魅入ってしまいました。
    主演高田さんは動きや表情がとても素敵で、1人でのソロパートは本当に魅力的。結末に向けての感情のヒートアップや最後の笑顔が本当に印象的でした。ディーコンテンツさんの前作「レプリカ」を拝見した時もこの作風は好きだなと思いましたが、そのさらに上を行くと感じました。雪山のお話だけに板の上に生きる皆様の熱気で息苦しさを感じるようでした。
    こういった系統で珍しく拝見した平山さん、そして色々な舞台で色々な役幅をお持ちだなと再実感した加藤さんが凄く目を惹きました。あとわずかになりましたが、皆様お気をつけて生き抜いて下さい。

    ネタバレBOX

    当たり前ですが、雪山というセットはないです。オープニングとエンディングの交通事故は照明と音響と、飛びこむ主人公(高田)の動きが本当に絶妙でいてそして綺麗でした。高田さんは悪役やニヒルな役も多く見てきましたが、娘を想い母を想う姿が本当に自然で、笑いが起きるような兼ね合いも本当に自然で、それでいて要所で目を惹くというのが高田淳さんの魅力だと思います。贔屓目抜きでも、存在感が凄い。セリフ量も多いと思うのに淀みがなく聞き易い。
    衣装、雪道を歩く一歩一歩、雪崩が起きる場面での叫びが本当に雪山の中にいるようで、痛切で苦しい程でした。主人公に近付いた女性(栗生)が主人公の娘ちえりであるということは早々に察せたのですが、まさか主人公が死んでいたとは気付かず、気付かないままにとても前のめりな感覚で観劇できました。もうひとつの事件が絡んでいたこと、タイムスリップ同士が重なっていたことや、「注がれない酒」「記帳できない宿帳」という謎に気付いたときは早くも2回めの観劇が楽しみになりました。弟役の平山さんは本当に奇才。ひとりの場面、無言の場面、間合い、話し方、まさかもう一つの事件の加害者だとは思いませんでした。その真相がなかったら、彼をただの被害者として観ていたかもしれません。先生役の伊澤さんは「レプリカ」の刑事さんでした。あの時は敵対するような役でイラッとしましたが(笑)今作の熱さが本当に凄まじかった。失礼ながらパンフで名前を確認するまで同一人物とは思わなかったです…。水役の加藤さん、最後の主人公(高田、竹石)との対峙が本当に切なかった。改めて前作と同じ役者さんの起用が多かったように思いますが、全く違う役を演じるキャスティングと平山さんのような存在の起用が凄く新鮮に感じました。
    また第三弾にも期待を込めたいので少しだけ苦言を。チケット取得0分で3列目の見切れ席だったことがかなり残念でした。前方がフラットになっていたため、壁が動くセットと映像に若干の見切れがあり、また座席の状況によって前の人で視界が塞がってしまっていたので、せめて見切れないような席配置をお願いしたいなと思いました。チケット確保が早かったので、もう少し前か、見やすいセンター席が頂けるかと思っていたので二回の観劇が両方同じ場所で一点残念に思いました。また終演後の面会が凄く混雑していたので、こちらからはどうにも指示が出し難い立場ですので制作側で役者の配置をバラけさせる、退路の確保等の考慮を頂けたら尚良いかと思いました。客入れの際の音楽がとても臨場感ありました。

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    2017/01/29 01:21

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