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青年団「
ニッポン・サポート・センター
」の観てきた!クチコミとコメント
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アキラ(1498)
満足度
★★★★
公的な空間と「聴覚」「視覚」を遮断した中で、触ることのできないプライベートな空間。
ネタバレBOX
近所のサポーターの人たちは、確かにお節介。
というよりも、いちいち顔と口を突っ込みたい。
対する若者たちは、マニュアル通りな。
おばさんも床屋のおじさんも、もっとセンターで起こることに興味津々のほうが良いのではないか。つまり、「お節介な人たち」が出てきたように思えるからだ。
笑いはどうも上手くはない。
演劇の笑いの1つ、「ある人が知っていることを、ほかの人が知らない」という結果生まれる笑いが、イマイチ爆発力が足りない。「ここは笑わせる」を意識してこのシークエンスを作っているのならば、きちんと笑わせるツボを押さえてほしい。
正直、こういうテイストの作品だから笑ってしまった、感はある。
もちろんコメディでないことは承知の上なのだが。
なんとなく「昭和は良かった」風に見えてしまうことが少し残念か。
面接室で歌って、悪態をついて去っていった女性は、何だかわからない恐さがある。そういうわけのわからなさまでも受け止めなければいけないというにしても、恐すぎる。もっとソフトな訳わからなさでもよかったのではないか。エキセントリックすぎるので。
歌が要所要所に歌われて、ラストも歌で閉じるというのは、平田オリザ風味ではあった。
近所のサポーター役のおばさんの、妙なハイテンションは、観ていてちょっと苛つく。たぶんそういう人はいるのだろうが、地に足が着いていないというか、唐突に叫んで歌って、手をグルグル回して、に違和感を感じる。
「私」の自意識と「存在」のアピールの「痛さ」なのだろうが、それが「お節介おばさん」の範疇を超えて、歌って叫んだ意味不明の女性と同様に恐い存在だ。
床屋のご主人も「私の存在」を訴えかけすぎる気がする。それが「私の存在意義」ということへの主張ということなのか。
しかし、床屋やってる感じがなぜかしない。仕事を持っていて、手空きのときにちょっとやって来てお手伝いという雰囲気がしないせいだろうか。
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2017/01/11 03:09
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