満足度★★★★★
シアターアプル最後の観劇作品!!
観劇させて頂きました。コマ劇場に続いて、この日はシアターアプルでの最終公演を観劇させていただきましたが、シアターアプル最終公演に相応しい本作品でした!この作品は、さながら羅生門の世界における美女と野獣の物語とも言えそうですが、欲望が表に剥き出しになって渦巻く世界での、登場人物各自が持つ単純で素朴でありながら胸の奥底に描く思いが、時には笑いを誘い、そして笑った分以上に深い哀しみへと誘う、重厚な作品でした!本作品は正統的な作品と呼ぶべきもので、特に目を引き取り上げておきたくなるものがある作品と言うよりも、取り上げるならば一つ一つ最初から最後までを細かく取り上げていかなければならなくなる、作品そのものがいい作品としか言いようのない作品でした!個人的には本作品がシアターアプルで観劇させて頂ける最後の公演の作品だったことに大満足しております!しかし、実はこの日の最終公演においては、たいして気になることではありませんでしたが、舞台上の役者さんたちの演技の実力の高さからはちょっと信じられないくらい若干台詞をかんでしまうことが度々ありましたが、シアターアプルにおける最終公演ということで、役者さんたちの胸の内にもまた何か感じられる思いがあったのでしょうか?終演後における観客席からの拍手は、コマ劇場のものに負けないほどの拍手がいつまでも舞台上に送られておりました!この日の最終公演を観劇された方々の胸の内もまた、いつまでも送られる強い拍手に込められていたように思われます!個人的にはシアターアプル最後の観劇作品が迷わずに星5つの評価を送れる作品で、最後にいい思い出ができました!しかし、コマ劇場・シアターアプルと続けて観劇させていただきましたが、やはり少し寂しい思いがこの日の観劇後に残りました。