満足度★★★★
しっかりふざけている
開演の1時間前から、劇場では男色バーが開店して飲食販売。オカマ姿の団員たちが席誘導などする光景が。PMC野郎は開演までの時間も楽しめるのが凄く良い。
劇の内容は、愛する人たちを探しに行くロードムービー。だけどPMCが演るんだから当然ふざけて、かき混ぜて笑いっぱなしの内容。
メチャメチャなようでいて、演技や筋がしっかりしているので遊んでもスレスレを攻めても安心して面白がれる部分があるのかと。
PMC野郎は毎回、差別や偏見、キワキワのネタを織り交ぜてくるのだけど、本公演はそのギリギリのラインコントロールが上手く行っていたように思えた。
ある漫才師が言っていたが、ギリギリのネタに対して、客がひくかひかないかは結構バラバラではない、ある程度の社会常識というか、その社会の良識的な部分があって、そのラインを超えたらちゃんとひいてくれるというある意味の信頼感があるという。
今回のようなバランスで、観客を信頼して遊びまくって欲しいと思った