『愚図』 公演情報 KAKUTA「『愚図』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    悪くはないんだけど…
    類は友を呼ぶ愚図スパイラル。
    場面転換の分かりづらさに、今回はどこか上の空で見てしまいました。
    アレが見切れる座席からの観劇だったので、アレの存在の重要性が繋がっていく過程を把握するのには、もっと後ろの座席で見たかった気も…まぁ、こんなこともあるか。

    KAKUTA20周年おめでとうございました。

    ネタバレBOX

    前方席で見た為、白骨死体の現場の様子がどうなっているのか全く見えず、かろうじて頭蓋骨らしきものが目に入る程度。それが物語の鍵になっているんだろうなとは思いながら見ていたが、広いステージにメインの背景は野外。リビング、スーパーの事務所、居酒屋、野外写生、旅館の一室、如何わしい店舗清掃、ホームレス、沖縄などなど、そこに2012年から現在とエピソードが混ぜあう。
    気持ちのすれ違い、一途さ、焦れば焦るほどケンカ越し威嚇、横領逃亡、まとまり方も見事なんだけど。完璧な人間ではないけど愚図な性格でもないと思う自分だが、これまでの人生に於いて、生き様が下手な部分はここに出てくる人たちとなんら変わらないのかも。

    ゲスト俳優の林家正蔵師匠の落語は聞いたことはなく、テレビのバラエティ番組の活躍していた「こぶ平」名義のほうが馴染みがあるが、こぶ平時代も落語は聞いたことがない。この人の話芸は知らないが、話術がもともと苦手なんである。メインクレジットで名前を見た時、今回は見送りかな…と思っていたが、長年見続けてる劇団だし、20周年だし、見ないことは自分で自分の首を締める愚かなこと、と観念的にチケット確保。
    アテ書きではないと思うが、気が弱そうな初老の男役は似合っていたと思う。

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    2016/11/18 19:16

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