満足度★
終盤が安易かつ非現実的
ドキュメンタリー番組の取材でかつて暮らしていた軍艦島を再訪することになった旧島民たちとTVクルーを描いて終盤まではそれなりに良くできている人間ドラマだったが、詰めを誤ったというか終盤が安易かつ非現実的なため全体がブチ壊しになったのは惜しい。
島に残ると言う2人を容認する元島民って、ただの見殺し、どころか場合によっては自殺幇助だし(2~3日後に迎えに来る心づもりだったのかもしれんが)、プロデューサーの甘言によって放火するタレントも、人が残っていることを知っていてやるんだから(未必の故意による)殺人行為だよね。いくら落ち目で藁にでもすがりたかろうが、そこまでバカじゃないでしょ?
同じ悲劇にするにしてもどうして「人がいることに気付かずに火を点ける」設定にしなかったんだろう?