満足度★★★
ロマンス
昔読んで、なんとなく覚えていたような・・・観劇前日になって、急に読んだ時の自分の感覚を思い出した。生臭いというか、あぁしまったかもしれない・・・・。
確かにちょっとばかり目を逸らしたくなるような生々しさはあるが、こんなものかと思った。多分、見苦しくて、醜くて、生臭くて、愚かで、愚鈍な、美しさの欠片もない男の中の純粋で一途な想いを“ロマンス”と表したのだろうと思うと、もっとえげつなくグロテスクな方が、それがはっきりしてくる。どうも中途半端に終わったような気がする。また、それを表現するにはもっと内面も感じさせる演技力が必要かとも思われる。全体的に芝居が若かったのが残念に思える。