満足度★★★★
社会派近代化に取り残された寒村と言い、庚申待という儀式と言い、いかにも妖怪や化け物が似合いそうな設定で始まるのだが、状況が分かるにつれて社会派劇の色が濃くなる。人間社会の利害が生み出す軋みが悲惨な結末を招く過程が恐ろしい。現代の似た状況と重ね合わせると背筋が凍りつく。意図的ではないだろうが、やや強めの冷房も効果的だった。
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2016/08/12 22:16
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