満足度★★★★★
痛快ピカレスク・ロマン
40人にもおよぶ出演者と大がかりな装置、ダイナミックな演出による痛快ピカレスク・ロマン。
東・西・南(イケメン組、ロートル組、女性組ってところ?)の「賊」が、見合いをする予定の公家双方と仲人の武士をそれぞれ捕まえて利を得ようとするユーモラスな前半(約75分)と彼らが思わぬ流れに巻き込まれる波乱万丈の後半(約90分)という構成と時間配分の巧さから休憩込み約3時間の上演も、その長さは感じず。
また、各「チーム」とも個性がハッキリ出ていて登場人物もそれぞれキャラが立っているので40人に及ぶ出演者も単なる「水増し」でなくちゃんと必然性があるし、装置も大がかりだし、フライヤーに[総力]公演と銘打つだけのことはあり、客席側面まで広がった装置や客席中央の通路まで演技エリアとして使うダイナミックな演出も賊たちの荒くれぶりを引き立たせて見応えあり。
「身ぐるみ剥いでも命は奪わず」が「賊」たちの信条である通り、賊同士の争いは「派手な喧嘩」レベルだし、後半で戦(いくさ)に巻き込まれても人死にがほとんどなく、それどころか賊たちが力を合わせ、武力でなく策略(ちょっと違うか?)によって、大きな戦を終結に導くというストーリーもアッパレ。
2008/12/08 00:13
いつもありがとうございます。
6C15周年記念「総力」公演、楽しんで頂けたようで良かったです。
そして、満足度5つ星!ありがとうこざいますm(__)m
今年は12月27日のファンクラブイベントを残すのみとなりました。
来年からも、ノンストップで参ります!
これからも劇団6番シードをよろしくお願い致します。