満足度★★★
アメリカンネイティブとドヴォルザーク
“東京イボンヌ”が掲げる“クラコメ”とは、
「クラシックの作曲家に焦点をあて、彼らを面白おかしく紹介することにより、
作曲家をより身近に感じた頂き、物語も音楽も楽しんで頂きたいと作品を提供している」と、主宰:福島氏の言葉。
一般的には“クラシック”に馴染みのない人が多いとは思いますが、
そんな人でも楽しめる舞台を創り上げているのが“東京イボンヌ”です。
私自身、“クラシック”には明るくないのですが、“東京イボンヌ”の舞台を観た後には色々と調べて楽しんでいます。
“作曲家の物語”を通じて“クラシック”に興味を持つ作品の公演は、とても意義のあるものだと思ういます。
アメリカ大陸に於ける“開拓の民”と“先住民”との関係が主軸として描かれている物語りの今作。興味深く観せていただきましたが、
以前観せていただいた「俺の兄貴はブラームス」、「モーツアルトとマリー・アントワネット」の二作品に比べると、作曲への“きっかけ・思い入れ”の描き方が弱かったような気がします。
また、オーケストラの“ピッチ”と“まとまり”が若干気になりました。