「朝に死す」 公演情報 兎桃企画「「朝に死す」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    とても悲しい とても迫力がある演技
    上手く行かない 男と女が追い詰められて 出会って 逃げて、大きな壁の横 少しづつ話して 少しづつ解りあって 共感しお互いの言葉を繰り返す 解り会えた 女は男を励まし 男は女の見る小人に引かれ 寒い夜を肩を寄せ朝を迎える はみ出した世界から 逃げる事は出来ない 撃たれて 残り僅かな時間でも 女の見た小人がでるビールの蓋に手を伸ばす男 女も撃たれ男と重なり手を伸ばす 観ていて、生き延びて欲しい バスに乗って欲しいと。台詞から伝わる心の微妙だけど確かな変化 初めて感じた優しさ温もり 死に向かう一晩だけの場面を作りこんでいる。近い距離感で 流れる歌と 照明 とても悲しい とても迫力がある演技です。 引き込まれた。

    ネタバレBOX

    上手く行かない 男と女が追い詰められて 出会って 逃げて、大きな壁の横 少しづつ話して 少しづつ解りあって 共感しお互いの言葉を繰り返す 解り会えた 女は男を励まし 男は女の見る小人に引かれ 寒い夜を肩を寄せ朝を迎える はみ出した世界から 逃げる事は出来ない 撃たれて 残り僅かな時間でも 女の見た小人がでるビールの蓋に手を伸ばす男 女も撃たれ男と重なり手を伸ばす 観ていて、生き延びて欲しい バスに乗って欲しいと。台詞から伝わる心の微妙だけど確かな変化 初めて感じた優しさ温もり 死に向かう一晩だけの場面を作りこんでいる。近い距離感で 流れる歌と 照明 とても悲しい とても迫力がある演技です。 引き込まれた。

     
    ステージプラスのステージに敷き詰められた新聞紙 舞台はそれだけ。 オープニング 映像 光化学スモッグ 万博 ビートルズ来日 平成 9条 マッカーサー
    クレナイヌ 朝に死す

    女を背負って 息を切らして 女を下ろす 崩れるように 女は足を怪我している 解っているんだろうな もう背負って行けない。行っちまっておくれ。置きざりだ、知った事じゃない 何故飛び出した 俺を助けようと。良いものが落ちていたんだ。何だ。行っておくれ。いきが切れて。お前どうする 朝まで 野良犬がいる 俺のどてっぱらに当たる弾丸が、お前の足にめり込みやがった なんて名だ 恩になんか きてないぜ やけに長いなこの壁。工場さ。奴等を裏切ったのさ やにわに銃をぶっぱなした 裏切りは、3度み目だ。どうしたんだよ。足が痛むのか。ほっといてくれ。いくつだ。18だよ。俺は二十歳さ 何だよその顔のアザは。殴られたんだよ すてられた 猫みたいに ついてないんだよ。 俺も ここの所 ついてない さっきの良いものって何だよ。 笑うから言わない。ワンワン 犬はしょうに合わない 空地だな ここ 赤い鳥居が有ったんだ。黄色い蝶々が飛んでいた。痛むのか 足をつかむ 笑う びっこに成るぜ 誰も抱こうなんてしなくなるぜ 笑われるぜ びっこ びっこ って。嫌な女と思っているだろ。奴が好きなんか。優しい 親切 あたしが、よそよそしく したんだ もう少し離れておくれ。近づく。女が離れる 男は離れる。あんた 行かないのか また 会えたら 声ぐらい かけてよ どうしたんだよ。ビール瓶の蓋 何で擦ると光るんだよ。返してよ 返してよ カラン 何すんだよ(男は探してシャツで拭いて渡す)もう一つだよ。勝手にしろよ。行くぜ どうせ逃げられねえ 今度の奴はヤバイ。殺されちゃうの。つい トチってしまう 小さな頃から多くの人を裏切ってしまう オヤジ オフクロ 男 女 男 女 俺には力がなかった 暗いな。嫌だね 暗いの。殺すまで 殺すと忘れるのさ。何探してるのさ ビール瓶の蓋 殺されなかったら 何しょうか・・・・。 俺はここで殺される このコンクリートの壁が気に入ったんだ 何処かへ行け 背負って行ってやる。どこでも良いよ 川のほとりとか 公園とか どこでも良いんだよ。公園がいい 人が来て見つけてくれる。私はここがいい。ざらざらしたコンクリートの壁だけ どうかしてやがる。あんたは。ここが、俺のどんずまり もう終わりにしたい
    疲れた 逃げ回る事に。(男は少し離れて膝を抱えてシャベル)俺達の小さな頃 色んな事が有った 何とか体面を保った ひどく不安だった。足 つねっても痛くない。片足に成ってしまうのか。ワンワン。白っぽい物が揺れている 木 だ 木の幹だ。どしゃ降りになればいい。男とがしない 聞こえない。なにかが崩れていく音 この壁かも 壁にめり込んでいく見たい。めり込んで行くんだ。朝まで大分ある。ああ大分ある。// 朝 肩を寄せあって。起きて 離れる。眠ったんだ。眠ったんだ 少しばかり 男は女の怪我した足をためらいながらそっと手で包む。女は微笑む。あんな所にあるビール瓶の蓋 今に黄金色の小人が踊り出す 私は、女王の様に振る舞うでも 若い男が逃げる 小人が引っ張ってくれる ある時どっかへ行っちまえって 地面に投げつけた、立てない丸二日 座ってた 何となく涙が、太陽がボンヤリ 小人が戻って来た 怖いんだよ 苦しいんだよ。(男が微笑む) 笑われるんだよ 小人が戻って来たんだよ。小人は誰の前にもやって来るのかい (男はビールの蓋を見ながら)(女は男を見つめる)俺にも小人は来るのかい 俺じゃだめなのか 来ないのか。 一心に見るの。 奴等は脅しただけだ このまま生きていく。何して・・・・。眩しいな朝の光って 何処かへ 遠くがいいんだろ 遠くがいい。人が、多い所 祭だよ・・・ 花火が上がる 何で歓迎される 二度と来ないからだ。話そうよ だいぶ話したよ。握手しょう 変かな 話そう ワンワン 何とか逃げよう。バスに乗ろうよ 走って 走って 西でも東でも(女が転ぶ) 小人は1人も出てこねえ 俺じゃ駄目なのか 周りをぐるぐる 笛を吹いてよ。誰か来る 右 左 (歌 悔しさを握りしめた 拳の中・・・) 女の髪を嗅ぐ いい臭いがする(体に触れる)。(女は、優しく男を見る)。走ろうか。何処へ。考えようよ。走りたいから。どうにも成らない事があるんだ。(左右に大きな男の影、銃声) ビールの蓋に手を伸ばして二人が重なり倒れる・・・・

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    2016/06/04 09:05

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