カタロゴス-「洗」についての短編集- 公演情報 劇団5454「カタロゴス-「洗」についての短編集-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    洗濯機
    面白い。80分。

    ネタバレBOX

    「クリエーター」
    色々言い合ってたときが幸せだった九(板橋廉平)は、堅苦しくなった今がイヤになり洗濯機に洗剤ぶっこんでは選択する毎日。妹・十八(杉浦実佳)は今の方がいいと思っているが、ひょんなことから火事を起こし、九は洗濯機に執着したまま焼死する…。
    「プロメテウス」
    九の父・六彦(村尾俊明)は、百合(染谷敬子)のアロマキャンドル教室でアロマの魅力に取り付かれるも、妻・三代子(石田雅利絵)からはダメ出しされてしまう…。
    「デトックス」
    合コンに勤しむ千尋(佐瀬恭代)に対し、デトックスに金をかけて王子様の出現を夢みる一美(榊木並)。千尋はスポーツクラブの十樫(小黒雄太)に片思いし筋トレに励むが、体調不良を起こした一美の方が十樫と近しくなってしまう…。
    「デコレーション」
    医薬品デコラジックを愛用する、自分に自信の持てない八木(高野アツシオ)にそれじゃダメだとインストラクターの十樫は言葉を投げつけ八木は、デコラジックに依存していく。八木を取材するAD五樹(工藤佑樹丸)も、妻との関係(と自分の気弱さ)を嘆きデコラジックに手を出すが、妻からダメ出しされ困惑する…。
    「ロンダリング」
    五樹の上司で百合の夫の七海(関幸治)は、妻から離婚を切り出され仕事ではやっかいな難題を抱え悩んでいる。たまたま出会った九に洗濯をお願いすると難題は無くなっていて、七海は歓喜する。しかし、九と出会った日のパンツ(童貞を捨てた際のパンツ)を洗濯することで、無くなったことになってたすべてが元通りになってしまう…。

    各短編が微妙につながり一編の作品を構成する舞台。しっかりと組み込んであって、見ごたえあった。もうちょいテンポ良くしてほしい部分もあり、メリハリ利かせてほしいと思う部分もあるけども。
    九の絡む話とか、「デコレーション」は、やや重めな感じなので、ここらへん膨らまして終盤に繋げてもいいかなと。個人の好みの話だけど。

    ラストの水モノ含め、舞台セットとか、しっかりしてた。彼らは、しっかり洗われたのかな。
    チラシの案内含め、ホスピタリティ高めで、そこらへんは好感。

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    2016/05/29 21:42

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