満足度★★★★
重厚で格調高く
大河歴史ロマン「魔のシリーズ」中の一編、魔王軍対レジスタンスというミクロな部分と国民を政治力で統治するようなマクロな部分、それに歴史の流れに翻弄される人々など見どころたっぷり、重厚で格調高くさえ感じてしまうのはいつも通りながら、今回は楽屋落ちや劇団☆新感線っぽいくすぐりなど、フッと緊張感を緩和する笑いのパートが多かったのは休憩込み約3時間半の大作であるがゆえか?
実は魔王軍のキャラたちも(それぞれの)理想世界を構築したがっているワケで、いわゆる「悪役」とがほとんどいないのが架空とは言え歴史劇っぽく感じさせる要因か。
ただ、「予言の勇者」のいでたちが変身ヒーローっぽいのにはちょっぴり違和感を抱く。もしや元スネークオルフェノクと戦うということでそうしたんじゃなかろうな?(笑)