ロザリオと薔薇 公演情報 劇団虚幻癖「ロザリオと薔薇」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    出演者多数
    主役のアベルは安定感があり、初見ながら男惚れする高くぶれない演技力を感じられた。舞台装置もだいぶ予算が掛かっているのであろう事が予測された。ただこれだけ高身長の役者が多いと二回屋は大変であろうなと思う。窮屈な感じがしたので、舞台奥への出入り口のもっと前から段差を作ってあげて下げた方が良かったのでは。
    話は難解である。

    ネタバレBOX

    難解な話や哲学的なテーマは大いに結構である。であるが、どうしても抑揚の少ない演技プランだとよく分からない。そして物語終盤になるにつれて「誰が誰を殺す」ということが重要なテーマになってくるようだったが、このやりとりを白熱させるのであれば、もっと分かりやすくしないとお客の頭には入ってこないのではないか。
    唐突にキャラが出てきて自己紹介するのも別に構わないのであるが、お話の中での必然性がとても分かりづらい。
    主役以外の男性も女性もどうしても妙なかっこつけが多く、気になってしまって仕方ない。男性は大体厳しかったような。
    上手下手で世界を分けているのに、始まって10分以上してからやっと気付いたが、だったら両方の世界は行けないようにするとか、縛りが分かりづら過ぎて客の共感と理解をここまで突き放すのはどうかと
    左右対称風を出したいなら何故二階屋も対称に作らなかったのか。
    そもそもこんなにキャストが必要な演劇なのかも良く分からない。
    演出が付いているのかいないのかよく分からないが、戦闘の動きが雑過ぎる。稽古不足故に遠慮しているのだろうか?当てなくても綺麗な動きがあると思うのだが。
    明石スタジオで10年以上前にシリアスに妙なかっこつけで吠える芝居を見て、だいぶ困ったが、こういう演技プランを呼び寄せてしまうのだろうか

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    2016/04/26 02:09

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