満足度★★★
悲劇か?
ハムレットの有名な「To be,or not to be, the question」という台詞はあまりに有名。もっとも邦訳について、どう訳すべきか、それが問題だ...というように翻訳家で違う。例えば「生か、死か、それが疑問だ。」「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。」「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」などがある。
この公演は男性バージョン、女性バージョンがあり、自分では「男を観るか女を観るか、それが問題であった。」が、結局、女性バージョンを観た。そもそもこの世に男性・女性(マイノリティーも尊重するが)という性が存在するのに、あえて分かれて演じるという。そのチラシは男女一緒であるが、主役ハムレットの男装(川上茜サン)は宝塚歌劇団のように感じられた。そのイメージで観たのであるが...。
冒頭は、この芝居の全体(ハイライトシーンをイメージ)させるストップモーション・ダンスで俯瞰させているようだ。