満足度★★★★
初めての観劇でした
初見ということでかなり構えて見ていたが前方列ということもあって一瞬にして作品の中に引き込まれた。
誰が犯人なのかこちらは疑いの目をかけて探る中で、絶妙な伏線の張り方と展開で登場人物とほぼ同タイミングで事実を知っていけたような気がする。先読みもせず、乗り遅れることもなく観れたのは楽しく感じた。
コメディタッチなシーンとシリアスのメリハリの付け方も上手い。
照明や映像の使い方も上手い。演出に違和感を感じずにストーリーを追える。途中の明暗を使い分けたストップモーション風な場面や、舞台の手前と奥とで別場面を表現している時も気にならない。一本の映画を見ているようで、ナマモノである舞台をあそこまで一つに仕上げるのは感動した。
ラストは決して後味の良いものでは無いが個人的にそういったラストが好きなので余韻すら楽しめる。
もう一度見る予定があるので細かい部分まで見たいと思う。
かと言って一回でも十分ストーリーの主軸は理解できる。
そこをもう一度見たいと思わせるのは流石。