だが核被害は隠蔽されて増々見え難いものにされ、不正確な知識や核推進派の垂れ流すデマゴギーによって、庶民が持つ率直な疑問や健全な疑義が、狂わされることによって蟠りばかりが肥大してゆく。「国」内では、エートスプロジェクトを推進する流れが連綿と続き、対宗主国に対しては、集団的自衛権の行使とやらで、イスラエル入植者やイスラエル軍、アメリカ兵と同じような殺戮者即ちモンスターに自衛隊員もなろうとしている。人を殺したら二度と元の自分に戻ることはできない。つまり、I am human being.とは言えなくなるのだ。代わりになる殺戮者に相応しい自己規定とはI am monster.である。不定冠詞がつかないのは自己の属性であるからだ。このように深刻な事態に陥っているというのに、この極楽トンボぶりは如何なものか? 確かに肩は凝らない。恰も数十年前TVで放映されていた松竹新喜劇を見ているかのようである。但し、藤山寛実のような天才は居ないが。