期待度♪♪♪♪
やまんば
というと怖いイメージを持っている。安達ケ原の鬼婆と重なり合うイメージだ。だがその話には、悲劇もついて回るのだ。自らの娘をそれと知らず殺してしまった母は、その悲しみのあまり、身も心もバラバラになって世界に散らばってしまったのかもしれぬ。それをより合わせて見えてくる現代は、核汚染に総てを運命づけられた昏い未来のほかにあり得まい。殊にアメリカの植民地としてただただ「経済発展」なる愚行に己を賭けて得意になっている上級奴隷の愚かさに関しては呆れてものをいう気力さえ失せそうである!