初日
開演の挨拶に現れた主宰の今村さんが、ステレオタイプの漫画家で笑った。公演は70分で5本のオムニバス。それぞれがあっという間過ぎて残念。演劇として可能性のあるものとそうでないものが明らかに見えた。個人的には湯口光穂さんをもっと観たかった。●『リンゴ姫』が良かった。残されたリンゴの芯にウケる高畑遊さんが最高。姫の岩井七世さんの美しさが眩しかった。2回の悲鳴が今作の最高の場面だな。しかし、あんな風俗嬢がいたらダメだ。通わずにはいられなくなる自信がある。●オチが見事だったのは『女王様』の調教。工藤さやさんがあまりにスタイルが良くてビックリ。ストーリーテラーの吉田圭織さんの変貌と笑顔にKO。性的困難者かぁ。豊かな時代だなぁ。