満足度★★
どうしても期待と違う部分だけが目についてしまう
あのさ、肉じゃがという料理がどうやってできたか知ってる?
旧日本海軍の士官がイギリス留学中に食べたビーフシチューに感銘を受けて、帰国後に軍の料理長に「なんかこんな材料でおいしかったんで同じようなもの作れない?」という無茶ブリしたらその料理長ががんばっちゃってできあがったものらしい。(諸説あり)
まわりくどいけどそういうこと。
たとえば洋食屋さんでシチュー注文して肉じゃがが出てきたらどう思います?という話。
初めから定食屋さんで肉じゃが食べようと思ってたんだったらそりゃまあそれなりに期待通りかもしれないけど。僕は洋食屋さんだと思って入っちゃったんですね。そこがこのバージョンについてそれほどでもないかなぁと思った根本的な原因のように思えるのです。
全体的に説明が丁寧になってて一見で理解しやすいのと、部分的に光るものはたくさんありました。
竹石悟朗、平山空、高橋明日香、門野翔といった個人的におなじみの役者さんは気を吐いていた、というか彼らがいなかったらどうなっていたのか想像がつかないくらいの活躍っぷり。日程の都合で齋藤彩夏が観られなかったのは残念。
悟朗ちゃんの「間違いなく本物のOverSmileです」は確かに嘘ではないのですが、それが本物であるが故に別物でもあるということを強く感じました。
神林さんの映像も普通かな。クレジットが出るまで神林さんだと思わなかった、ぐらい普通。
同プロデュース第三回公演"Hands Up"への期待も微妙。。。
まあ僕はガンダムも最初のやつしかわかんなくて後のは全部蛇足だと思ってるタイプなので、こういう厄介なファンもいるということです。