机上の空論(ワタシタチハタダコレカラノコトヲカンガエテイタ) 公演情報 劇団 太ロウ「机上の空論(ワタシタチハタダコレカラノコトヲカンガエテイタ)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    会話の応酬が結構面白かった…。
    「暗いキモい死ね」と聞こえる。ノイズだ。音楽で耳を塞ごう!
    周囲からのイジメにあい、音楽に逃避した男。
    その男を救った女。
    男女から相談を受ける「机の上から降りられず居続ける男」。

    会話の応酬が結構面白かった。
    1時間ほどの会話劇、楽しく拝見しました。
    (ただ、セリフ量が膨大なためか…、少しカミが気になりましたが…。)

    後、最後の顛末が少し唐突な感じで、こういうエンディングで無くても良いのに…、と思いました。

    ネタバレBOX

    音楽に逃避した男1に、女1が「赤ちゃんが出来た。」と迫る。
    困惑した男1は、机の上の男2に相談。
    男1は悩み事がある場合、男2の机の上に逃げ込んでいた…。

    そこで、女1に救われた事を思い返し、男1は女1と結婚することを決意。
    そして、お腹の中の子供が大きくなるに連れ、男1は父親の自覚に目覚め、徐々に机の上を訪れなくなる。

    そして出産前夜、机を訪れた男1は「子供が生まれてくる、この世界は素晴らしい世界だ。」と述べ「もう2度とここへは来ないと思います。」と机を後にする。

    机の上の男2は「私が成さんとすることは、人々の憎しみを産むだろう。」
    それでも「そろそろ机を降りよう…。」

    ニュースが伝える。
    「市役所での自爆テロ事件。被害者は、出産届を提出に来ていた女性と生まれたばかりの新生児と、その親族が死亡…」

    男1は女1と「子供が生まれたら最高」と語りあった海岸で1人。
    心の中の女1と「子供が生まれたら最高」という会話を繰り返す…。

    説明文では「過去でも未来でもシリアでも日本でもない『今、ここ』についての話」という事で、テロに関する物語を匂わせていますが…、でも最後の最後の顛末が、いきなりテロというのは少し唐突感が有りました。
    それで女1と生まれたばかりの赤ん坊が死に…、残された男1は…。
    後は勝手に観客が考えて、みたいに丸投げされた印象。

    0

    2016/01/22 01:51

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大