期待度♪♪♪♪
チェレンコフ光
チェルノブイリが爆発炎上した時、プリチャピ市の住民の多くが先を争ってベランダに出、チェレンコフ光とみられる異様な美しさを発する光に見とれていたという。放射性核種は、無論、彼らの体内に侵入し多くを殺した。人類は見てはならぬものを見、異様な感動と恒星の秘密に打たれた。一説によれば、人は生まれないのが一番で、生まれてしまった場合は、早く死ぬことが次善だという。その意味では、これは神の与えた最も良い人類へのもてなしであったかも知れぬ。
まあ、自分はひねくれ者なので、簡単に死ぬつもりはない、が。