満足度★★★★
劇伴と作品の相性も良し/約70分空元気を振り絞って明るく前向きに生きようとする女子2人を不条理劇的シチュエーションのもとに描く。女性登場人物が常にヘラヘラしているのがこの作・演出家の劇の苦手なところだったが、今作ではそのヘラヘラした虚ろな笑顔が、いま日本に生きる若者たちの寄る辺なさ、諦念などを表しているかにも見え、いい効果を上げているように思った。決して分かりやすい劇ではないものの、演劇でしか表現しえない何かを伝えてくる一作で、惹きつけられました。
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2016/01/10 12:54
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