満足度★★★★★
贅沢な3本
ウディ・アレンの3本の短編を2本ずつ組ませて上演する。『セントラル・パーク・ウエスト』外村道子さんと山脇唯さんの掛け合いが強烈。あの台詞量をあの速さでまくし立てるのだから凄い。圧巻。できる女を演じる外村さん。彼女の口にあんな言葉やそんなコトを言わせてしまうのだから、もうどうしていいやら…。彼女の相手に手を上げたくなる衝動に駆られた。もう完璧に艶っぽい知的な人妻だ。『オールド・セイブルック』宍泥美さんが自然体で好演。それにしてもマシンガントークの応酬が圧巻。どちらの作品も、愛情に対する裏切りの顛末なのだから、まくし立てるような口撃が当たり前で、台詞回しの点では大変でも、それが当然の姿なはずで納得。