満足度★★★★★
新しい演出もう何度も、色んな人が演出し出演された名作。それがこんなことになるなんて(褒めてます)。平体まひろさんが開場時から縫物。畳に座布団に正座…ではなく椅子という辺りから斬新。そして沼田星麻さんの歌舞伎ばりの見得で始まる。且つてない新しい『紙風船』を目撃した。台詞自体ははんなりとした文語調のままながら、驚くほどのドライブ感。その発語に呼応した踊るような身のこなし。まるでブレイクダンス。動きの速さと静止のキレ。なのに散りばめられたユーモアはまるで落語。二人の呼吸の良さに惚れ惚れする。30分とは思えない濃密な時間。
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2016/01/03 15:56
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