過去の2作品も見たかった
この作品 初演が今から30年前の1985(昭和60)年、再演が2002(平成14)年
どちらも観ていないので、今回公演との違いが分からないのが残念
当然、再演でも基本的な主題は変えていないはずだが
今回はフライヤー裏面に劇団OBで演出を担当する小畑次郎氏が書いている文章から判断すると、初演時の脚本をもとにしていると思われるが、受付で販売している上演台本に過去上演の「翔人綺想」が無い!。
そのため確かめようがないのが惜しい。
可能だったら3作品の台本を販売していただければ、違いが分かったのにと思った。
もっとも作っても買ってくれなければ、苦労して作る意味が無いので難しいところだろう。
で、小畑氏の書いているとおり、この作品はファンタジーなのだろう。
現実と空想が入り混じりラストまでもっていくこの作品を、2012(平成24)年10月に逝去した石川裕人氏が30代なりたてで書いていることに驚くとともに、氏が存命でこの作品を再演する場合、どこにどのように手を加えるか見てみたかった。
また石川氏は宮沢賢治を若い時から意識していたのを再認識した観劇でもあった。