1995 公演情報 劇団チャリT企画「1995」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    2015年
    まだ少し残っていますからね。

    ネタバレBOX

    早稲田大学と思しき劇研の1995年と2015年を描いた話。

    麻原の裁判が時間切れのため一審だけで中途半端に終わったことを批判的に考える賢明さがある一方で、麻原の死刑執行を喜ぶ一面もあるのが普通の人の感覚でした。

    今は作家となった男が書いている脚本と現役学生の書いている脚本が同じ、劇団員も同じ面構えという、タイムトラベルでもない困惑した状況に、どう解決してくれるのかと期待しましたが、どんなやり散らかした理屈に合わないことも一発で解決してくれる夢落ちでがっかりしました。

    大人警察やチャルメラボックス、犬などでくすっとさせられました。ならば、チャルメラっぽくSFで解決してほしかったのですが無理ですね。

    芝居に執念を持つ『楽屋』、取り壊される劇研の建物のことも考えると『化粧』、あるいは『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』を思い浮かべていました。

    ところで、お宝生写真を週刊誌に売ったりネットに投稿することもなく、本人の求めに応じて素直に返していましたが、歴代の劇研の人間はそんなに善良なのでしょうか。

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    2015/12/12 11:44

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