満足度★★★★
DVDでみた
第六・七回公演は「泣いた雫を活かせ(通称青ねじ)」と「セカイを崩したいなら(通称赤ねじ)」のダブル公演でした。
タイトルは互いに回文となっており、登場人物も時空を超えて?行き来していますが話自身は関連が無く、自己完結しています。
初出演のキャストも多く、出演者も大所帯で、これまでの経験値を結集、彦摩呂さんなら「お口の中がねじリズムの青と赤の宝石箱や~」といいそうなものでした。
で、感想は、
あらすじは、左遷され小さな島にやってきた中学教師田仲が、拾った犬につっこまれながら、島の子供たちと青春し、卒業を迎える。バックには、わけありな大人たちがひしめきあい、子供達が卒業した四年後に秘密が大爆発し、大人?人間?の残酷さをつきつけられるせつないお話です。
前半は濃いキャラがどんどん登場する島の学園もの?です。ツインピークスのように、謎が謎を呼び、混乱して浮遊感半端ないです。わけわからなさで気持ちさえ離れそうになったところで、ゲストの一発芸?が展開され、さらに混乱したかとおもったら、一気に謎が溶けはじめ、気の重いラストシーンへ突入。謎の物体?が、某有名映画ばりに、ぽつねんと現れて終わります。
私的には、大好きな映画の味付けがあって好きでした。
『青ねじ』を先に見ていない場合、濃い謎のキャラが色々でてきてまとまらず、ふわふわ感が強いので、前半は集中してみるのが難しかったです。
その分、終盤、全部の謎がつながっていったときは楽しいので(特にヒッペストひろしはやってくれました)、好みによって、青ねじ好きと赤ねじ好きに分かれるかなあと思いました。