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walk in closet
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公演情報
iaku「
walk in closet
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★★
walk in closet
面白い。95分。
ネタバレBOX
清美(林英世)…母。政次のクローゼットから男性同性愛DVDを見つける。孫は欲しいと思ってはいる。最初の子を流産した。
政次(池之上頼嗣)…息子。大学生。平良の喫茶店で働く。自分のセクシャリティがわからずに苦悩する。小西にホモとからかわれたことで小西の噂をバラまいた。
利弘(や乃えいじ)…父。役所勤め。小西の件以降、小西の面倒を見ている。ことなから主義がだ、最後政次を受け入れた。
平良(福谷圭祐)…喫茶店経営。ゲイ。妻子ある男と不倫中。
梓弓(橋爪未萠里)…平良の店のバイト。学際で知り合った政次にホレ、付き合うも、分かれた。(政次のこともあり)性的な偏見の目に対してピリピリしてる。地味な自分の名前が嫌い。
椿本(岸本奈津枝)…近所のオバサン。夫が不倫していることを携帯から知った。政次の件で言い出さない清美に代わって口火を開いた。
小西(緒方晋)…元体操教室の教師。政次が広めた噂(ロリ的セクハラ)のせいで辞職し離婚となり、人生が狂ったと思っている。酒のチカラを借りたが、なんとか政次へ怒りをぶつけることができた。
政次の性的領域に恐れながらも踏み込んでいく清美と、自身でも葛藤し続ける政次、なんだかんだ家族を守った利弘の三名がメインの親子劇。立ち入りたくないけど理解したい、立ち入ってほしくないけど理解してほしい、そんな親子な柔らかさが終盤で感じ取れる秀作だった。
息子のホモ疑惑を口にしたトコからはピリっとした鋭い会話が続き、かと思えば、可笑しなセリフと間で笑いが起こるいい舞台だった。終盤の、政次の「なんで自分に爆弾が~」からの清美の強烈なビンタは、自分のことを爆弾と評する息子に対しての母親的な感じもありまた一人の人間的な感じがあってよかった。
平良と梓弓の、踏み込みきれない”大人”たちへの言葉のキレのよさも印象的。「私と付き合ったほうがお母さんも安心するでしょ」のくだりはとてもウケた。
タイトルのつけ方も面白い。普通、人はクローゼットなワケで、人間関係とか色々考えるとカミングアウトできないワケで、けどホントは公表して生きていられたらちょっとはラクなんじゃないかと思うワケで。このことで、3人がちょっとラクになったんじゃないかなと、なんとなく安心した。
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2015/11/22 21:07
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