現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』 公演情報 世田谷パブリックシアター「現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    能楽と三島文学の甘美さが共存
    そこはかとなくアングラメロドラマ感出てる小町パートは面白かったけど、宗盛とユヤの近未来部分の徴兵制の件は、三島文学というより三島の人物史感が透けて見え、そこらへんは虚が削がれて見てた。
    昭和令嬢の喋りは美しくて好きだが、歌う場面もあってそこらへんは一路さんへのファンサービスなのかな、とも思ったが、三島由紀夫作品て女優が活きる舞台だから、やっぱそれがあって良かったのか。

    ネタバレBOX

    パンフレット購入していないので役名はよくわからない。
    ネットカフェに入り浸る老婆のコマチと、映画女優時代の小町、映画監督や共演俳優が交差する「卒塔婆小町」編。
    株で儲け、若くして悠々自適でネットカフェ?漫画喫茶?で100巻超えたコミックス読破をしている平野ムネモリ(宗盛)と、その彼に「好きなようにしていいから」と囲われ一緒に住むことになったユヤ(熊野)、遊んでいたのに考えを改め、のちに看護師になり、ムネモリの元で暮らしていた数年後、母親が危篤になったと連絡があり帰省したいと申し出るも、ムネモリは「花見に行くからと許さない、ダメ」だと拒否する展開の「熊野」編。
    この2つの間を取り持つが道玄坂にあるネットカフェ。
    他に危険ドラッグ屋、ムネモリ尿管結石、ユヤとコマチの母娘会話。
    「まじっすか学園」の連呼は正直うっとおしい。

    ユヤの少女時代とレディへの変化ぷりが素敵で凄い。小町のお相手(深作?)、2人並ぶとあまりお似合いには見えなかったのが残念。

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    2015/11/22 00:23

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