満足度★★★★
かもめチェーホフの「かもめ」を御存知の方には、驚きのラストシーンかもしれない・・・。舞台裏で起こる「出来事」がとても重要な意味を持つことに気が付くだろう。別役氏の脚本が斬新なのは、ひとつの中心が無いということだけでなく、登場人物の間での意思疎通の不一致。互いにどこまで相手の気持ちがわかっているのか、観客にもよくわからないような描き方にある。登場人物の、ひとりごとのようにも聞こえる台詞がリフレインする。―わからないものは、わからない。だからわからなくていいのだ―
ネタバレBOX
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2015/11/04 19:24
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