ゴッホのピストル 公演情報 劇団毒漫画「ゴッホのピストル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    早くも第二号公演が楽しみ
    小説家と小説内の私立探偵を主人公に、小説内と現実の話を交差させた物語。
    終盤でサイコサスペンスになる小説内の出来事だけでも1本の芝居にできるくらいなのに、その内容が作者である作家の経験・心境などを色濃く反映したものであるのが明かされるという二重構造でありながら約100分に収めた手腕はなかなか。
    その構造ゆえに事前に当日パンフにある概略を読んでおかなければちょっとわかりにくいが、それさえふまえておけば問題なく、むしろ引き込まれる。
    左右に配したローラーを付けた大型キャビネット(?)と奥にある大きな観音開きの扉によっていくつもの場所を表現できる装置も巧いし、ラストでひまわりが咲き乱れるシカケは劇団離風霊船のラストを想起させ、そんなところも好み。早くも第二号公演が楽しみ。

    0

    2008/10/24 13:02

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大