ふたりカオス 公演情報 劇団6番シード「ふたりカオス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 作/演出から「ふたりカオス」の深みを聞く
    作/演出松本さんのトークイベントがあると
    今更ながら知り、急遽当日券にて観劇。

    ※ 既に2回観劇していたのですが、それで感想書くと
      「2組(2日)のうちのどちらがいい」みたいな
      かなり不毛な感想になりそうだったので
      感想投稿の連投を避けていました。

    今日で3面舞台の3面すべてから観劇出来た事と
    松本さんから作/演出についての面白いお話が聴けた事、
    そして自分の観劇では「この組がやっぱりベストかな」と
    今の所定まって来たので(まだ早いですけど)
    二度目の感想投稿をさせていただきますm(_ _)m


    まず、
    ①椎名×柚月 ③宇田川×松田 ⑤栗生×福地ペア、
    これらは2度目の観劇なのですが、
    初日組だけあってやっぱり安定感を感じました。

    演技は他のメンバーももちろん良いのですが、
    特にこれらの組み合わせについて
    「役とキャストの個性がマッチしている」
    「組となる2人の会話劇(のかみ合わせ)がマッチしている」
    と、今日の観劇にて再認識しました。

    ※ 他の方々についても演技の違いなど
      比較する面白さはあれど、
      全回DVD販売について観たい組を選ぶなら
      上記3組は外せない、ベストな組だと思いました。

      単に「初回で観てるから印象が強い」
      「複数回やってるから経験値が上がってる」という
      可能性もありますが。。。


    感想評価は初回と変わらず☆4つです。
    (空欄にしておきます。)

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ ①椎名×柚月
      他キャストのウェディングプランナー、
      本キャストの別話も観ましたが、
      やはりこの2人が、
      ウェディングプランナーとカフェ店員として
      テンションの高さ/低さ、
      疲れ具合その他とってもベストな気がします。
      (年齢的なものもあるかな、と思ってます。)

      テンションの高い柚月さんにお疲れ椎名さんのコンビが
      非常にマッチしていると思いました。


    ・ ③宇田川×松田
      さびれた街の裏道での会話劇と考えた時、
      熟女キャバ上宇田川さんと嘘つき地蔵松田さんの
      コンビでの会話のやりとり、地蔵さんを泣かせるその流れ、
      物語の本筋へ迫っていくさまが一番涙腺に刺さったかと。
      (客引き(男)版もいいですが、
      自分は熟女キャバ嬢(女)版が何故か泣けるんですよね、
      亡くなった娘と同性だからでしょうか?
      嘘のメールを読む姿に泣かされてしまいます。)


    ・ ⑤栗生×福地
      まず女ボクサーを演じる栗生さんの
      シャドーと腹筋がサマになっている、
      兄を殴るパンチがちゃんと「近い」
      (これ結構重要です、離れていると
      「いかにもお芝居」という空気になってしまうので)。

      そして家族の金を盗んで逃げて、自分の幸せを掴みかけた所で
      再び家族の影に出会う、というシリアスさを
      飄々としたキャラで演じる福地さんのトランペッターが
      これまた「殴られなきゃ分からない感」があっていいなあ、と。
      (どんな感だ…)

      この2人のやりとりから最後に「奇跡」の存在に気づき
      リングへの扉へ向けて歩き出すサマが良かったです。

      ちょうど扉の対角線上の席だったので、
      扉の向こうの未知の光(照明)を真正面から(自分も)受けて、
      かなり印象的な光景に仕上がっていたと思います。




    そして作/演出松本さんトーク、

    ・ 最初は単なる短編オムニバスにしようとしていたが、
      それぞれに起承と転結を持たせる為にループさせる事にした。

      ※ 自分は初回観ていた時、1話、2話が起承・・4話、5話と転結が
        描かれるものと思っていて、完全に騙されました。


    ・ セットなどの少ない2人会話劇を選んだ理由が、
      役者の演技力と熱量によるシンプルな勝負を観てみたいと思った、
      という点、すごく共感しました。

      セットから物語から技工に凝ったものももちろん好きですが、
      たまにはこういう「役者」の力量/熱量自体を
      メインディッシュとして味わう(それも全16(?)皿)というのも、
      色々なお芝居を楽しみたい自分からすると
      非常に贅沢な舞台だと感じられました。


    ・ 単なるWキャスト(複数キャスト)が同じ芝居をするのでは面白く無い、
      と同じ短編を演じる人達も別々に演技指導した。

      その上、それぞれの個性に合わせて芝居にも変更を入れ、
      または各役者の変更を受け入れ、とした事が
      「複数の回、複数の組、を楽しむ」という本質に迫れる作品になったのかと思います。

      ②SUMIO×色々 は握手しないのに
      ②樋口×色々 は変な握手したり、
      という役者の個性に合わせた所作/行為の違いが
      また「あっ!ここが違う!」という
      間違い探しのような楽しみを生み出しているかと思います。


    ・ 3面舞台の観せ方に対して、色々考えそしてこだわった。
      1面対象の場合と3面対象の場合とで、
      役者に「いつもの表現」とは違う所作を求めた、
      など、3面全体を楽しませる為の工夫を聴けてよかったです。


    自分は3面それぞれの面と①~⑤話について、
    「この話はこの面が一番面白い」など
    勝手な解釈をして観ていましたが
    そういう観劇スタイルの自由を許すのも、
    この三面舞台の楽しみなのかな、と感じました。

    残念な事( ´ー`)
    あんなにあんなに沢山松本さんへ「質問事項」を送ったのに
    1通しか読んでもらえませんでしたΣ(゚Д゚

    サイゼリヤで悩みに悩んで(単に酔っ払って)
    Twitterに連投したのに。




    「これで全員観劇出来たかな?」と思っていましたが、
    まだ野中さんを観れてないんですよね、
    あと④風俗編の女子バージョンがどうしても観たいです。

    あと10/5(月)観たいなあ、
    でも仕事がピンチで早く帰ったら叱られそうなんですよねえ…

    うーん
    長文失礼m(_ _)m

    0

    2015/09/27 22:40

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大