満足度★★★★★
最後にジーンときました
母親を早くに亡くしラーメン屋を営みながら男手一つで4人の娘たちを育ててきた父親。父親の危篤の知らせを受けて帰郷し久しぶりに集まった4姉妹。
娘たちと父親とのエピソードから、最初は口数が少なく、頑固で、不器用な父親像しか浮かびませんでしたが、その後に父親が大切にしていたもの、父親の思いに気付かされ、大きな愛で包まれているのを感じて涙があふれました。
時間は短めでしたが、親の死や家族のあり方を考えさせられる味わい深い作品で、ステージの間近で熱演が観られて良かったです。
姉妹がぶつかり取っ組み合いをするシーンは迫力があり、厳しくも真剣に本音で言い合える関係が何だか素敵で、特に長女は母性的で明るく賢明で実に長女らしい感じがしました。
出来ることなら、もうすぐ生まれる孫の顔をおじいちゃん(父親)に見せてあげたかったです。