果てまでの旅 公演情報 玉田企画「果てまでの旅」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    演劇の可能性みたいなものを感じてしまった
    可笑しくて やがて切なき 男子部屋。「修学旅行の夜」の話って傑作が多い。そこに新たな傑作が加わった。あー明日も観ようかな。
    玉田企画第1作目の再演。そうです、玉田さん!これからもこんな作品待ってます!

    ネタバレBOX

    女子部屋の傑作には畑澤聖悟の「修学旅行」、男子部屋?の快作に上田誠の「デッドマンズ・ハイ」などがあるけど、これはその両方の部屋が出てくる。暗転するけど装置はそのまま、しかもひとり寝ている(そのままで男子から女子にシフト)。間取りも小道具も同じだけど、ここは憧れの女子部屋。なんだか哲学的なものまで勝手に感じてしまった。
    男子のイケてなさもおかしいが、女子のつばぜり合いがこれまた秀逸。瞬時に優勢劣勢が入れ替わる会話の攻防を演じた女優陣がまた素晴らしい。仲裁役になると急に精彩を帯びる第三の女子。押しかけてきた男子にまったく興味ないのに追い出さずに相手するところはややリアリティーに欠けるけど、首の皮一枚でそこにいる男子といったら。
    「吉田うざい」「お菓子はおいてけ」という間投詞的なせりふも実に効果的。
    さらに練られた再々演が今から楽しみです。

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    2015/09/12 17:34

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