時をかける206号室 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「時をかける206号室」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ボク団ファンタジー
    大変面白かったです。舞台セットのギミック、伏線の数々など2時間半があっというまに感じるほど引き込まれました。

    風呂敷の広げ方は相変わらず抜群にうまいですね。
    後半一気に謎が解けていく感じはとても爽快で良いです。
    ただ、風呂敷を広げすぎて最後にグダグダっとなってしまうのもいつも通りな感じ。
    今回で言うと204、205号室が蛇足に感じました。
    特に204号室は伏線の回収を詰め込みすぎて、物語が複雑になってしまった元凶だと思います。
    (事実の話では無いのだから伏線の回収とはまた違うような気もする・・・)

    シリアス中心の展開の中、大家さんの存在がとても大きかった。
    うまいタイミングで笑いが入るので疲れずに観劇できました。

    主役の大神さんは役に合っていないかなと思いました。
    主人公は時系列的に考えるとどう考えても40後半~50代といったところでしょう。
    髭を生やして年配風にはされていましたが、ちょっと無理があります。

    ネタバレBOX

    201~203は半ノンフィクション、204~はフィクション
    それおかしくない?というところも「そこは想像のお話」で逃げてしまえるので、何でもできてしまいますよね(^^;)
    未成年者略取を見逃す警察とか絶対におかしいですし。





    [memo]
    主人公は解離性人格障害。
    201~206は主人公の書いた本の話(オムニバス)で、201~206は時系列。
    201~203は事実を脚色したもの。
    204、205はその後を想像した願望の世界。
    206はヒロインが書いた、理想的な父親(主人公)と娘(ヒロイン)の話。

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    2015/08/30 12:20

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