意味ある「盆」セット
二度見感想失礼します。
(1度目の感想と評価は変わらずなので、評価欄は空欄とします。)
二度見でやっぱり色々謎が解けた部分、
伏線に気づけた部分、沢山ありました。
でネタバレ避けるとして書けるのは、、、
「盆」まではもうTwitterその他でネタバレOKになってるようなので。
今回全ての部屋を構成する「盆」セット
(部屋自体と、部屋の壁)の動きがすごいですね。
(他劇団で、1つの盆上に島全体を構成するというのは観た事はありますが)
複数の盆が回る事で
・ 部屋の外と中
・ ご近所さんとの関係(的なもの)
・ 人の移動
・ (今回重要となる)部屋位置の特定をさせない
・ 同じ部屋の場面/視点転換的なもの
その他色々なものを表現する、というのは
初見では「めまぐるしいスーパーマリオのようだ」と思いましたが、
二度見で見直すと中々にうまいアイデアなのかと。
物語が見えてきた時、部屋から部屋へと移動する
”マリオ”が物語を繋げていく姿が「すごい!」と。
あとは初見から思っていましたが
ボクラ団義および他劇団の看板俳優陣が
今までにやってきた役とまったく違う役に挑戦する、
というのも本人達のTwitterで「新たなる挑戦」として
情報はあがっていましたが、
実際に観ると、いままで観た各劇では
「感情移入出来る悲しい主人公/ヒロイン」などの役にあった彼ら/彼女らが、
「こんな奴に感情移入できるか!」と怒り心頭になるような
「ダメ人間」だったりする事
(それもまた悲しい感情移入対象ではあるのですが)、
そして他劇でのいかにも「主人公」的なかっこよさを完全に打ち消して
観ている側(観客)にちゃんと嫌悪その他の念を抱かせるのが、
本当に「演技上手」だなあ、と思わせられました。