満足度★★★
コントラストを際立たせた方が好み折しも長崎原爆の日に太平洋戦争末期、南太平洋に浮かぶ孤島を舞台とした、日本軍捕虜収容所周辺の人々のサスペンス仕立ての作劇を興味深く観ました。硬い題材を演劇的楽しさで魅せるには、俳優陣の熱演が光るも、リアリティと軽さのバランスをどこか欠いた惜しい作り。全体を通して、吸引力が弱く緩い感じで推移していき冗長な印象を抱く。開演前の役者との直接交流が華やかで楽しい味わいなのに、舞台美術も今一つ奥行が無く物足りない。
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2015/08/09 22:50
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