満足度★★★★
最終日観劇プレオープンになった劇場での一人舞台。戦時中、南方パラオで慰安婦で過ごした女に出会った現代の女。非情な現代史を生き、老婆となっても「女」を捨てない生き様に心を抉られ、その端正で迫力ある姿が最後まで目に焼きつく。声高に反戦を訴えるのではなく、日常化した現代の平和を尊ぶ意味を教えてくれたような話だった。今後も継続して上演してほしい。1人なのに重層で演じきる占部さんに圧倒された90分でした。
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2015/08/03 00:52
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