満足度★★★
まずまず満足工場の煙害で木が枯れ、そのために起きた山林火災で多くの死者が出て廃村となった村(工場は残って営業している)へ、消息を絶った父を捜しに来た娘を狂言回しにした物語。公害を扱った社会派的な部分もあるのかと思いきや、工場経営者への復讐の機会を探る犠牲者(吸血鬼だ)や工場乗っ取りを企む男などが中心の娯楽色が濃いもので、少なからず類型的であちこちに既視感があるのは否めないが、非戦を説き殺し合いの連鎖を断ち切ろうとする夏八木(娘の父)の姿がイイ。また、導入部と対になったエンディングも良かったので、まずまず満足。
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2008/10/10 01:56
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