祝祭 公演情報 Trigger Line「祝祭」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Pietaに捧ぐ
    とある事件や時事問題をモチーフに作られた演劇というものは、実にリアルに迫るものがあり、好印象を受けた。
    フィクションとノンフィクションを織り交ぜたことにより、想像力も掻き立てられるstageだった。
    Actionもさることながら、巧みな会話、表情にいたるあらゆる箇所で、緊張感を感じた。
    もし、実際、自分がこの事件に巻き込まれていたなら、どんなふうに意識が変わったのだろうか。
    また、日本人としての誇りや自負をどのように改心できただろうかと問題提起の多い、道徳的観劇となった。
    私事。数年後、海外へ駐在に出る者として、非常に参考になった。

    ネタバレBOX

    ラストシーンは必見。
    セイジ・カタオカの腕に抱かれながら、息をひきとるラウラのシルエットが、ミケランジェロのピエタ像に重なり、一瞬にして、心はローマ、バチカンへ。かつて訪ねたサン・ピエトロ大聖堂での衝撃がよみがえり、感涙。

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    2015/07/21 19:00

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