満足度★★★★★
無題1538(15-226)
16:00の回(晴)
15:30受付、開場。ここ「キッド・アイラック・アート・ホール」は、木村愛子さんのダンス公演(2011/11)からずいぶん通ったところですが地下のカフェは初めてです。
階段を下り、受付でトランプのカードを受け取ると「ジョーカー(そうか...「切り札」なんだな)」同じカードの席に座るようにと。入口入ってすぐのカウンター(L字)席、ここからだと全体がよく観えます。
冷たいドリンクをいただき、壁を覆っている「本」を眺める...背丈より高い本棚に隙間なく収まっている本たち。ピアス、小林秀雄、北杜夫、漱石全集、中上健二、ランボー詩集、初期プロレタリア文学集、カフカ全集、夜と霧...そして「尾崎翠全集(1979創樹社刊)」この本だけ持っている。
15:57前説、16:00ピアノ曲、開演~16:50終演。
「Mono-Musica」は「アルバローザの花嫁(2013/12@ウエスト)」からでまだ4公演目。
見上げると高いところに窓...本に囲まれた小さな空間、閉じ込められたような雰囲気、寡黙な店員(怪しい…)、ゲームに興じる男ふたり、嫌われ者同士、知の勝負。
小さな会場(barでもcafeでも)は慣れているのに本日はかなり緊張。
お気軽なゲームかと思っていると、少しずつ空気が変わり、本気なのか冗談なのか、仕掛け/仕掛けられる展開がスリリングで、生声のお二人の歌が力強く会場を覆う。
オペラ「指環(ラインの黄金のみ未見)」を織り込んだ見事なストーリー展開、3人のキャラクター、どれもが素晴らしい出来栄えでした。
2015/07/22 21:33
2015/07/22 18:58
ご来場いただき誠にありがとうございました!
終演後直接お礼をお伝えすることができず申し訳ありません。いつもこりっちでのコメントをくださり、ありがとうございます。素敵な感想、とても嬉しいです◎
またぜひMono-MusicaはじめCompanyLauraなど、ヤマケイワールドへ足をお運びいただければ幸いです!