満足度★★★★
両方観た『ウインドミル・ベイビー』中村早香の表現する雰囲気が素晴らしかった。90分、確りと紡がれていく物語は、コミカルな演技とは裏腹にアボリジニである事の悲哀などが織り込まれており、終盤泣いてしまった。ワンマンの件は、特に刺さるものがあった。『冒した者』リーディング公演との事であったが、少し動きをつけている事で、ぐっと情景が浮かび上がってくる。重厚なテキストで時代の閉塞感やその時代の中での個人としての価値観のぶつかり合いが観ている者を揺さぶる。糸山和則と小角まやの異様さというか異質感は秀逸だった。
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2015/06/27 23:17
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