満足度★★★★
随所に落語的趣を感じた/約105分岸田理生がものした恋の劇。想像通り、倒錯的な恋が主として描かれ、取っつきづらいところもあったものの、なんのかんの言ったところで修辞を尽くしたセリフの数々は美しく、また、舞台が長屋とあって落語的な滑稽味もあり、総じて面白く鑑賞。ユニットRは1年ぶり、2回目の観劇でしたが、簡素な舞台装置とその上に立つ役者同士の位置関係に独自の美学が感じられるスタイリッシュな諏訪演出を今回も堪能。 岸田理生作品は華美な舞台装置がお似合いに思えますが、工夫を凝らせば、こういうシンプルな舞台にも馴染むものですね。
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2015/06/25 23:53
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