満足度★★★★
トラブルを超えて…
理由は公開されていませんが、
※ すいません、他の方の感想を読むと先に主役が降板したり
色々あったんですね。詳細な理由はまだ把握してませんが・・・
開演わずか3日前に主人公含むキャスト3名の配役変更があり、
そのトラブル自体で「本劇はもうダメかな…」と自分は諦めもあり、
その上で交代キャストの1人がツイッターで
「失敗すると思う人こそ観に来てください!」と
まるで「自分達の”挑戦”を見届けて!」とでも言うかのような
(状況をわきまえぬ強気とも取れる)発言に、
「”不良品”と分かってて自信持って売りつけるとはどういう了見だ!?」と
はっきり言って激昂しました、自分。
観劇自体キャンセルしようかとも思いましたが、
「まあ、こういう状態でどこまでやれるのか」だけでも見届けるか、
と6/20(土)13:00の部観劇。
はっきり言って全く期待してなかったので、パンフレットその他も買わなかったんですが
(いつもなら観劇後の「お楽しみ」と欠かさず買ってます)、
「原作自体の物語の力」「脚本/演出の力」「照明/音響その他の力」
そういった要因にも助けられつつ、
役者自身の自分の出来る限りをやろうという姿勢もあり
(主人公ホームズなど観ていてそれが感じられるほど)、
中盤以降、物語の盛り上がりにかけて、
はっきりいって本劇の世界観に引き込まれました。
お芝居は「リアル思考」派なおじさんにはちょっとツライかな、
と思うような厨二な設定もありつつも、
「ラストどうなるんだ!?」とかなりハマって観劇できました。
そういう意味で、今回はなんとか座組全体の努力で
トラブルを乗り越えたのかな、と。
※ はっきりいって、今回の最終キャストで最初から
やっていてくれたら、もっとずっと良いものに仕上がっていたんじゃないかなあ、
とは思ってしまいますね。