満足度★★★★
朝から充実
数ヶ月前、週末の朝9時から下北沢のカフェを会場に朝劇(朝食付き)という舞台が行われていることを知り、土曜日ヴァージョン『リブ・リブ・リブ』を観に行ったのだが、これが面白かったので日曜ヴァージョン(土曜日ヴァージョンの続編的内容らしい)を観たくなり、ようやく14日に観に行くことが出来た。
舞台は、下北沢にあるとあるカフェ。地方から出てきて下北沢に暮らす兄(宮原将護)と歌手志望の妹(関森絵美)。歌手になる夢と現実の厳しい壁に挟まれ苦悩する妹に説教する兄と、色々慰めるというかアドヴァイスするカフェのマスター(山岡竜弘)と常連客(渡辺コウジ)、そしてそれに巻き込まれるカフェに面接に来た女性(寺田有希・この役は毎回ゲストが担当。14日は土曜ヴァージョンで妹役を演じる寺田がゲストだった)というドタバタ&しんみりの上手くミックスされた内容で、土曜に劣らぬ面白さ。狭いカフェの空間を有効に使う演出もなかなかなもの。
出演していた5人全員芸達者ではあったが、宮原、渡辺、寺田の3人は特に印象かった。特に寺田の土曜ヴァージョンで魅せた妹キャラとは正反対のアダルトキャラにはドッキリ。妹役の関森も熱演していたが、喜怒哀楽の変化の付け方にもう一工夫すれば言うことなし。
朝から充実した舞台を観ると、一日が楽しく過ごせそうになる。そんあ朝劇であった。