満足度★★★★★
まるで冬山にいるようでした
なぜ山に登るのか・・・2人の登山者が織り成す会話から、山の崇高な美しさや素晴らしさ、より困難なものへの挑戦と達成感と同時に、自然の厳しさや恐ろしさ、人間の孤独や無力感、家族への愛など様々な思いを感じ取ることができ、そうした思いを共感できるところも多くありました。
とても素晴らしい2人の迫真の語らいにより、北アルプスの槍ヶ岳や連なる山々が目の前に雄大にそびえ立ち、満天の美しい星空が現れ、吹雪の厳しい冬山を実感することができました。
2人の人物像や家族構成など細部まで深く描かれていて良かったです。
見終わった後に、自分も山に登り、山頂から朝陽に照らされた美しい山々の景色を眺めてみたいなと思いました。