満足度★★★★★
上質
とにかく観て良かったと思える舞台である。良い音楽と物語と演技,もう何もいらない。最後の第4楽章の場面では鳥肌が立っているほどしびれてしまった。終演後興奮状態で観逃がしてしまった前作「酔いどれシューベルト」DVD(劇場特価で500円引きらしい)を購入したほどである。石田壱成はこれまで何作か観たことがあるが,一番いいと思ってしまった。川添美和も所属劇団での芝居では見られない味のある芝居をしていた。もちろん他の役者さんも素晴らしい。音楽も,歌は聴き応えあったなぁ。オケもあの少人数で良い音を奏でていた。もう終わってしまい,人に薦めることができないのが残念だが(そもそも3日間,しかも平日しか日程がないのが厳しい。),ホント多くの人に観ていただきたいと思った(もちろん,音楽の好みが違う人にはキツイだろうが・・・)。最後に,定刻開演,こう宣言する姿勢がカッコいい。