elePHANTMoon『爛れ、至る。』観劇
SMクラブに通い死に至った男の陰を追うようにM街道に落ちて行く主人公。映画『ニンフォマニアック』みたくSの方がいろんな道具用意したり気遣いに溢れてる(笑)物語性はほぼ排除、ワンカット長回し=体感時間。鞭打たれてるとき俺は何考えてた?
M男たちのオフ(素)状態の雑談に悲哀やユーモア、変態の「平熱の品」が感じられていい。劇団史的にSMという方向性で振り切った特殊な作品で、映像もやってるマキタカズオミくんがプレイに「カットをかけない」って構造自体がSMに近い神の視点。神様に向けてやる行為こそが背徳であり至高である訳で。
もちろん題材が題材なのでひとは選ぶしR1@でいうとどれくらいかはわかりませんが。笑。興味が湧いた方は是非。